冬でもTシャツ、滑りやすい床の上で我慢比べ?
僕がよくいくラーメン屋、こだわりの頑固おやじのラーメン屋で、麺もスープも全部自家製。こだわりのラーメン屋です。
カウンターに座ると、おやじさんが厨房でラーメンを作る様子が、すべて見えるんです。
ラーメンを注文してから、ラーメンが出てくるまで、おやじさんが、どのようにラーメンを作るか、その一挙手一投足を観察するのが、いつもの日課です。
いつも観察していて、次第にそのラーメン屋のおやじさんの身なりが気になり始めました。そのラーメン屋のおやじさんは夏でも冬でもいつもTシャツなんです。一年を通して。
で、さらに衝撃的事実にきがついたのです。
なんと、あの油でつるつる滑るはずの厨房の中で、なぜかいつも革靴だったんです!
「え?ちょっと待って。厨房の外でさえ、運動靴履いてても床が油でつるつるしてて滑りやすいのに、革靴なんて履いてたらヤバイでしょ?」
寒い冬でもTシャツだから、靴も、わざと滑りやすい床の上で滑りやすい革靴を履くことで、何かと戦っているのかなぁ?
選びぬかれたこだわりの革靴だった
いちど、そういうことに気づくと、もう、ラーメン屋行くたびに、気になって気になって仕方がなくなった。
毎回ラーメン屋行くと、やっぱり、おやじさんは毎回革靴。なんでだろう?
とはいっても、気難しいラーメン屋のおやじさん、あんまり話しかけれる雰囲気じゃなかったんだけど、気になって気になって仕方がない。
で、ある時、意を決して、他にお客がいない時に、ラーメン屋のおやじさんに話しかけたんです。そして、革靴の理由を聞いてみたんです。
「あの、革靴だと、滑りやすいんじゃないんですか?」
すると、ラーメン屋のおじさんは教えてくれたんです。
それが >>こだわりの滑らない革靴<< だったことを。
それは、実は、安全靴の基準をはるかに上回るほどの対滑性能をもつスーパーVソールという名前のソールが底面にはられた、厨房専用の靴だったのです。
で、さっそくそのスーパーVソールを調べてみて、びっくりしました。その性能にw
一応、日進ゴムの社長のお言葉
厚生労働省の統計によると、同一平面上での転倒による死亡者数は3,879人(平成17年度)とされており、転倒を高度に防ぐことのできるシューズの開発は社会的な要請となってきております。
当社では作業用、学童用シューズの開発、販売を行なっている関係もあり、ゴム企業としての研究・技術力を生かして、グリップ性能の高いソールの開発を進めてきました。
今回開発した「ハイパーVソール」は、これまでにはないグリップ性能、耐滑性を有しており、特に静摩擦から動摩擦への移行がスムーズなことで、試履きし た人が信じられないと驚くほどのグリップ安定性を有しております。すでに労働安全衛生総合研究所での試験に続き、東京工業大学床性能研究会での試験でも同 等の評価を得ています。
この性能はゴムなどの配合、底意匠などの相乗効果によるもので、耐摩耗性にも優れており、すでに国内では特許を取得しておりますが、海外でも出願を完了しております。
動画のなかでは、油の斜面を登る実験もしています。
これだから、油ツルツルの ラーメン屋の厨房でも滑らなかったんですね。。
でも、なぜ革靴タイプを選ぶの?
他のラーメン屋、特に家系のラーメン屋なんかのおやじさんたちは、よく、白いゴム長タイプの靴を履いているんですよね。
水とかハネたりするから、長靴タイプのほうが、いいと思うんですが、で、そのことを聞いてみたんです。
すると、ラーメン屋のおやじさんは教えてくれました。
おやじさんのラーメン屋は、一般の出前はしてはいないものの、近所の交番の警察官から注文を受けて、ラーメンを運びに行くことがあるそうだ。
そういうときに、白長靴とかだと目立ちすぎて、交番のおまわりさんに迷惑をかけるから、なるべく普通の格好に見えるような靴を選んだのだとか。
こだわりのラーメン屋おやじの革靴には、こんな秘密があったわけでした。
え?冬にもTシャツ一枚の理由は?って?
それも聞いてみたんだけど、それは、ラーメン屋のおやじさんがいうには、ラーメンを食べると体の中に油の膜ができるから、ウィルスが入ってきても、ガードするから、風邪引かない。だから、冬でもTシャツ一枚で大丈夫なんだとか。。。