アンドロイドの端末でSIMが挿せるタブレットを探していたのですが、レノボかNECか。しかも恐ろしいほど低スペック。いっそのことiPadに乗り換えようかと思っていたときに、たまたま見つけたのが、この HEADWOLF Hpad 5 です。
いわゆる格安中華タブレットなですが、ちょうどニュースで、徳島県が学校に配布した中華タブレット3500人分が使えない、というニュースを耳にしたことも有り、検討対象に入れていなかったのですが、10万円も出したくないし、となると選択肢が他にないから、騙されたつもりで購入したのですが、いや、ほんとにすごくて驚きましたw
付属品はアダプタとUSB ケーブル
とりあえず、作りのいい箱に入っていて、開けると本体と、アダプタとUSBケーブルが入っています。ちょっと厚めの説明書も入っていて、日本語の説明文も書かれています。
箱の外側はなかなかの質感ですが、中の装丁は、お世辞にもあまり良くはなかったです。とりあえず、アダプタとケーブルが入っているんで、充電はできますね。
付属品と箱の中は、ちょっと物寂しくはありますが、 まぁ、中途半端なイヤホンとか入っていても、ゴミになるだけなので、不足はありません。
本体の質感は最高!
本体は非常に購入間あって、質感も最高です。工作精度も高そうで、ぱっと見て、とても安物中華ブレットとは思えません。
テンション上がりましたw
SIMカードの差口は本体を縦に持った時の下にあります。
ボリュームと電源スイッチは本体を縦に持った時には右上に来るようになっていて、一番上が電源ボタン、その下にボリュームボタンがきます。
個人的に、この電源ボタンとボリュームの配置が気に入りました。というのも、手探りで電源を入れるときに、電源ボタンとボリュームボタンを押し間違えたり、迷ったりしないないからです。あと、真ん中に電源とかボリュームボタンとかあると、タブレットホルダーとかと干渉することが多いのですが、端っこにボタンが有ると、じゃまになりません。
USBの差口、イヤホンジャックの位置が最高
最近、イヤホンジャックが付いていないタブレットやスマホが多くなってきましたが、このHpad5は、ちゃんとイヤホンジャックがついているんですよね。いちおう、ブルートゥースイヤホンをつかっているので、イヤホンジャックを使うことはないものの、やっぱりあると何かと安心です。
イヤホンジャックは縦に持った時の下についているのですが、同じ下にUSBのTypeCのジャックも付いています。
以前、つかっていたレノボのタブレットは、USBのジャックが下についていて、イヤホンジャックは上についているという、最高にアホな設計だったので、充電しながら、イヤホンを使うと、上と下からケーブルがでるという、非常に間抜けな構造ですが、このHpad5は、非常にスマートな配置です。
動きはサクサクでストレスなし!
ここからは、実際の性能に関して深掘りしていきますが、CPUはG99を使っているということですが、私が比較したのは、OPPO AIRのCPUと比較したのですが、数値はあまり変わらないようですから、かなり期待できそうでした。
実際に使ってみると、ネット閲覧はかなり高速で、普段、OPPO renoA5 のスマホを使っているのですが、そのスマホと動きがほぼ同じか、それよりも反応がいいような感じ。
パソコンはThinkPADのX280を使っていますが、それと比べても、Hpad5の動きが劣ることはないです。パソコンの代わりにHpad5を使える、そんな速さです。
むしろ、Hpad5はタブレットなので、持ち運びしやすく、起動も早い、画面も大きいので、ネットサーフィンや動画視聴などは、Hpad5を使うようになりました。
それほど快適です。
Hpad5にはまったく期待して無かったのですが、こんなに高性能で、本当に満足しています!
なによりも、アンドロイドでSIMが挿せるタブレットはほとんどない中、Hpad5は、SIMも挿せるし、マイクロSDも使えるし、これ以上素晴らしいアンドロイドタブレットはないのではないでしょうか
楽天SIMが使えました!
ちなみに、私は楽天SIMを使っているのですが、このHpad5でも、無事使用することができました。もちろん、ネットにもつながるし、電話もすることができます。
電話は、楽天のアプリはもちろん、Hpad5に標準で付いている電話アプリでも電話できます。
10インチタブレットで電話とは、ちょっと間抜けな感じですが、こんな大きなタブレットで電話ができて感動です。
惜しい点
けっして、Hpad5が駄目だと言うわけではありません。しかし、一応、惜しいなぁと思う点は、いくつかあります。
1,音はそれほど良くはない
スピーカーは、縦の上下に二箇所づつ、合計4箇所についているのですが、この音は、正直言って、いい、というほどではありません。悪くはないかも知れませんが、決して、いい音!というわけではありません。
ただ、音に関しては、ブリュートゥーススピーカーなどを使えば解決することでもありますし、それほど困ることでもないでしょう。
2,最大音量がOPPO RenoA5よりも小さかった
タブレットなので、スマホより大きな音を期待していましたが、最大音量がスマホよりも小さかったです。でも、決して最大音量が小さいわけではありません。
でも、タブレットだから、もっと大きい音を期待していたのですが、スマホより小さかったのは、ちょっと残念。
ただ、これも、ブルートゥーススピーカーなどを使えばいいことでもあります。
3,専用ケースの選択肢が1つだけ
10インチともなると、片手で持つにはかなりギリギリで、あちこち持ち運ぶと、かなりの頻度で落としそうになります。万が一、落とした時のことも考えて、専用ケースを装着したいのですが、なんと、Hpad5にぴったり装着できるケースは1つしか無く、しかも、すごく嵩張るケース。このケースはつけたくないので、今、何もつけずに使っています。 個人的にはフタとかついてない、シンプルなPVUケースみたいのをつけたかったのですが。。
これからでも、専用ケースの選択肢が増えるといいなぁと願っています。
4,画面の反射が強い
暗いところで使うのは、まったく問題ないのですが、日差しが入る窓際や外などでは、かなり画面の反射がすごくて見づらくて、目がつかれます。
これはなにも、Hpad5に限ったことではないでしょうが、そのままでは目が非常に疲れるので、できれば、反射を軽減するようなフィルムなどを貼るといいでしょう。
ちなみに、私はダイソーで10インチiPad用のフィルムを買ってきて、画面サイズに合わせてカットして使っています。iPadとカメラの位置が違うので、Hpad5のカメラの位置に合わせて、丸っこく切り抜かなければならないのがブサイクなので、気になる方は、ちょっと高くなりますが、専用フィルムを購入すると、幸せになれるでしょう。
まとめ
最後に「惜しい点」として、いろいろと書いたので、なんか、Hpad5に対しての印象が悪くなってしまったかも知れませんが、2万ちょっとで購入できるタブレットとしては、かなり高性能で、コスパ最高です。
とりあえず使い始めて、まだ2週間ほど、不具合等は一切出てません。よく、中華製の激安タブレットは、バッテリーが膨張するとか、火が出るとかいうウワサがありますが、もし今後、使っててなにか不具合等が出たらまた、ここで報告します。
しかし今のところは、非常に満足しています。
追記:
使い始めて3ヶ月位経ったでしょうか。
待機中にたまに自動的に電源が切れてしまうことが度々起こるようになりました。
使用中に電源が落ちるようなことはないので、なにか、節電モードのせいかな?と思っていろいろ設定を探してみても、自動オフの設定はないので、なにかのバグ?でしょうか。
これが中華タブレットってやつか!という感じですw
まぁ、普通に使っているときには電源オフすることはないので、それほど不便は感じませんが、残念ですよね。
とはいっても、十万超えの製品と同じような完璧性を求めてはいけません。圧倒的な低価格で購入できたという初心を忘れてはいけません!w
追記:
いきなり電源が切れる問題について、解決しました!
修正プログラムなどのアップデートがないかなぁとシステム設定を探してみても、プログラムは全部最新状態。
ああ、やっぱダメかとあきらめかけた瞬間、気になる項目を発見!
「スケジュールに沿って電源ON/OFF」という項目があり、覗いてみたら、なんと、毎日8:30分に自動的に電源がOFFになるように設定されていたのでしたw
そのチェックを外したら、当然、自動的に電源がオフになることは無くなりました。
つまり、HEADWOLFが自動的に電源が切れるボロいタブレットだ、というのは完全に濡れ衣でした。。
HEADWOLFさん、失礼しましたm(_ _)m