お茶の粉末機をすでに探しているのであれば、お茶を粉末にして飲むことが、どれだけ素晴らしいことか、もう説明は要りませんよね?w
お茶をパウダーにすると、冷やしてもおいしいし、ホットでのんでもおいしいし、ミルクを混ぜると、牛乳が抹茶ミルクに早変わり、でほんとうにおいしいんですよ。
しかも、健康にイイですしね。
早くあなたも、お茶の粉末機を購入して、抹茶マニアになってください!
お茶を粉末にするには専用器具が必要
さて、お茶を粉末にするには、粉末機を購入しなければいけません。
岩谷のミルサーが家にあるんだけど・・・・という方もいるかもしれませんが、岩谷のミルサーでは、お茶っ葉を粉末にすることはできません。せいぜい、お茶っ葉が細かくなる程度です。
それでもいいよ、なんて言わないでください。完全な粉にしないと、飲みづらいですし、そもそも、粉末にすると、味がデリケートになるので、煮干しを砕いたあとに、お茶を粉末にして、なんて感じで使い回しにすると、せっかくの粉末のお茶に、他の味がついてしまいかねません。ここは、使い回しを考えずに、お茶だけを粉末にする専用器具を購入しましょう。
で、お茶を粉末にするための専用器具は、大きく分けると、電動式と手動式の2つにわかれます。
電動式お茶粉末器は意外と不便で危険?
電動式であれば、お茶っ葉を入れたあとに、スイッチを押せば、あっという間に抹茶がたくさん出来上がっている!そんなイメージを抱いているでしょうけども、たしかに、電動式は楽です。
正確に言うと、粉末にする時の、グルグル回す動作をしなくていいのです。しかし、楽な部分はそこだけなのです。
実は、 電動式の粉末器でも、時間はそれほど短縮できるわけではない のです。
正確に言うと、セラミックの刃を使用している家庭用のお茶粉末器に関してですが、時間はそれほど短縮できるわけではありません。
なぜならば、メーカーはモーターの回転数を意図的に下げているためです。
回転数をあげれば、当然早く粉末にすることができるかもしれませんが、回転数を挙げることによって、お茶の葉を砕く刃が熱を持つことになります。
そうなると、刃が破損しやすくなってしまい、最悪の場合は、刃が破損して、粉末に紛れてしまい、知らずに飲用し、事故につながりかねないためです。
そうした事故を防ぐために、業務用のものは、金属の刃を使用していますが、金属の場合は、回転数を上げなければならず、そうなると大型のモーターを使用する必要が出てきて、機械自体が大きなものになってしまいます。
家庭用の場合、大きさとの兼ね合いで、セラミックを使用し、小型モーターを使用しているので、一回の使用で10分以上の使用を禁止しています。10分間モーターを回したらモーターが冷えるまで待たなければなりません。
また、ただ、お茶を粉末にすることだけにしか使わないのに、サイズも非常に大きく、動かすにはコンセントも必要で、置き場所も困りますね。
そうしたことからも、実は、電動式は、非常に使い勝手が悪いのです。
また、当然、電動式は機構が複雑なために、粉末になったお茶が様々なところに入り込んでしまいますが、水洗いができないのはもちろんのこと、機械の間に入り込んだお茶の粉を綺麗に掃除することが困難なのです。
そうしたことが原因なのかわかりませんが、パナソニックから発売されていた電動のお茶粉末機は、発売されてもすぐに販売終了を繰り返しています。
手動式お茶粉末器は京セラ、ポーラックス、貝印
手動式だと、日本のメーカーから以下のものが発売されています。
メーカー | 京セラ | ポーレックス | 貝印 |
刃の材質 | セラミック | セラミック | セラミック |
方式 | 臼式 | 臼式 | 臼式 |
サイズ | 58×139mm | 53x98cm | 62×132mm |
メリット | 一番細かくなる | コンパクト | 安い |
デメリット | 高額 | ごくたまに茎が擦り切れないことがある | ハンドルが小さく 回すのに力もいるし 時間もかかる ハンドルがプラス チックなので強度に 問題あり 細かさにばらつきが目立つ |
金額 | 17,800円 | 2,942円 | 1,274円 |
この中で、私はポーレックスのものを購入しました。
値段は貝印のものよりも、二倍以上ですが、一番コンパクトですし、ハンドルも金属製で、強度的にも、取り回しも京セラに迫る品質です。
お茶の葉っぱを入れて、粉にするまでの一連の動作をビデオがあるので、見てみてください。
手動式はめんどくさいか?
1gのお茶の葉で50回回す必要がある と言いますが、なにか、数字を見ると、すごいめんどくさそうですけど、別にそれほど大げさにいうほど、めんどくさくもないというのが、実感です。
お茶ミルが透明なので、お茶の葉が細かい粉になっていく様子をみていると、とてもワクワクして、逆に面白いです。
電動式と違って、コンセントが無いところでも使えるので、一人分の量を粉にする程度なら、手動の方が、かえって使い勝手がいいのかなと思います。
葉っぱは粉がなになるけど茎が擦り切れない
ポーレックスのお茶ミルで茶葉をスリスリしたのが、上記の写真です。
ご覧のとおり、お茶は粉々になってますが、一部、擦り切れていない部分がありますね。
神経質な方は、気になるかもしれませんが、茎と言っても、厚さは殆ど無いので、口の中に入れても気にならないし、飲み込んでも喉に詰まるようなものではありません。
ちなみに、粉の大きさは、臼のネジで調整できるようになっています。
そして、全部取り外せるようになっているので、掃除も簡単ですし、完璧にできます。