「なぎそねこ」は、信州長野南木曽の伝統的な防寒具で、袖なしの半纏です。
「ねこ」の名前の由来は、「ねんねこ半纏から」、「作業している姿が猫背だから」、
「猫のように温かい」など諸説あります。
袖なしなのは、南木曽町の伝統的工芸品・ろくろ細工、桧笠などの製作の際、
邪魔にならず、冷える背中だけを暖めるように工夫しているためです。
この「なぎそねこ」、「秘密のケンミンSHOW」で最初に紹介された時は、
1軒のお店でちょこっと販売されていたのですが、放送後は大反響になり、
お店での品数は増え、通販まで販売が広がっています。
そのスタイルは独特で、背中だけを暖める形状の防寒具です。
よって着脱もしやすく、それほどがさばらないために、重ね着をしても、着膨れになりにくく、防寒対策として上着の下に羽織るような着方をすることもあります。
この背中だけをあたためる形状は、ことさら動きやすいため、腰痛もちの人が、腰を冷やさないためにの防寒具として、非常に重宝するようです。