
手元に本物のレッドウィング 8179(通称 Black Setter)がない状態で、目の前にある疑わしいブーツが偽物かどうか見分けたい。
そんな場面で活用できる、現物を見ながらすぐに確認できるチェックポイントを厳選しました。刻印・縫製・ソール・インソール・革質など、見落としやすい細部を押さえることで、偽物をスピーディーに見抜けます。
1.刻印ロゴと型番をチェック
- インソール内部の刻印:本物は「Red Wing Shoes」の文字が正確で深く刻まれており、型番(8179)やサイズ表示も鮮明。偽物は文字が薄く、誤字やフォントの違いが見られます。
- アウトソールのロゴ:本物では「Red Wing Shoes」ロゴが凹凸しっかり、綺麗にモールドされています。redditでも「outsole logo like that!」と偽造品が指摘されていたように、形状に違和感があれば要注意です 。

2.縫製の精度をチェック
- モックトゥの三重ステッチ(トリプルステッチ):本物の三重ステッチは均一で角度が正しいのに対し、偽物は縫い目が不揃いで角度がおかしいことが多い 。
- ウェルト周囲のステッチ:Goodyearウェルト製法によるステッチは、ブーツ全周が綺麗に縫われています。偽物はグルー貼りだったり、不自然に緩い縫い目です 。

3.ソール・素材感・重量をチェック
- ソール素材:8179のソールは軽くてクッション性のあるトラクショントレッドラバー素材で、摩耗に強い。偽物は硬くて安っぽく、接着だけで取り付けられていることが多い 。
- 重量感:本物は適度にずっしりとして頑丈ですが、偽物は軽く、ペラペラな印象です 。
4.インソールと裏地の質感をチェック
- インソールのロゴ表示:本物はロゴが鮮明にプリントまたは刻印されている一方、偽物は薄かったり不明瞭。
- クッション性と感触:8179の中敷きは厚みがあり、踏むとしっかりした弾力感。本物特有の安定感が感じられず、薄く硬い偽物はすぐわかります。
- 裏地(ライニング):本物は内側の革や布地の質感もしっとり滑らか、偽物はチープでツルツルした素材も多いです。

5.革の質感と仕上がりをチェック
- ブラッククロームレザー:8179はいわゆる“Collected Grain Leather”という厚くオイルが染み込んだ黒革で、表面は硬すぎず艶があり耐久性も高い。偽物は薄く硬すぎたり、逆に柔らかすぎてペラい革を使っていることが多いです。
- 革の厚み:本物は厚みがあり、折り返して裏を見ると堅牢な構造が確認できます。偽物はペラペラなことが多い。
- 革の質感:手で触った際に油分が感じられる本物とは違って、偽物は乾いた印象。
まとめ:知識があれば本物かすぐわかる!
8179の偽物を見抜くには、まずロゴや型番刻印、ステッチの精度、ソール素材、インソールの質感、そして革の質と仕上がりを順にチェックすればOK。
特に三重ステッチとアウトソールロゴ、革の厚みや手触りは重要ポイント。
これらをその場で確認することで、たとえ本物を持っていなくても偽物を高い確率で見破れます。