- 南極観測隊の防寒具一式の総額は22万円
- (1) 靴下 マウンテニアリング・Smart wool(3,348円)
- (2) 目出し帽 SONIC BALACLAVA・OUTDOOR RESEARCH(5,400円)
- (3) 手袋 メリノウール インナーグローブ タッチ・mont-bell(1,512円)
- (4) 上半身インナー Capline TWクルー・patagonia(1万1,880円)
- (5) 長袖シャツ R1 Hoody・patagonia(2万1,600円)
- (6) 防寒キャップ Expedition Cap・THE NORTH FACE(1万2,960円)
- (7) ネックゲーター ストレッチ CP200 ネックゲーター・mont-bell(1,944円)
- (8) フリースジャケット Super Versa Loft Jacket・THE NORTH FACE(2万7000円)
- (9) ポーラーダウンパーカー・mont-bell(3万9,420円)
- (10) 下半身インナー Capline TW ボトム・patagonia(1万1,880円)
- (11) ズボン ポーラーダウンビブ・mont-bell(2万9,700円)
- (12) 靴 IMPACT・BAFFIN(269.99カナダドル/約2万4,000円)
- (13) ゴーグル GUEST-MPDH・SWANS(1万5,120円)
- (14) 手袋 セキュアサーモ ネオ・AOI WORKS(2,980円)
- まとめ
南極観測隊の防寒具一式の総額は22万円
先日、テレビ朝日の番組「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、南極観測隊が着る防寒具が紹介されました。 この番組の内容が興味深かったのは、防寒具がどのメーカーのどの商品なのか、その具体的商品名と金額まで紹介していたことです。
番組では、これら装備を身に着けた芸人が、南極と同じ温度である-20度の冷蔵庫に入って、装備の威力を試していましたが、その効果は絶大であることを実証していました。
装備一式すべてをそろえると22万円と、少々高くはなりますが、その装備一つ一つだと、数千円から1万数千円と、すぐに手の届きそうなものばかりなので、寒さが苦手な人は、これを参考に、自分に合った防寒着をそろえてみるとも面白いかと思います。
(1) 靴下 マウンテニアリング・Smart wool(3,348円)
羊毛の中でも最高級とされているメリウール70%と化繊30%が使われた靴下です。ウールだけだとどうしても蒸れやすくなるところを、化繊を混ぜることで、温かさと快適さを両立しています。
(2) 目出し帽 SONIC BALACLAVA・OUTDOOR RESEARCH(5,400円)
この目出し帽、バラクラバを出しているアウトドアリサーチというメーカーは、一般の人にはあまりなじみのない会社かもしれません。というのも、品ぞろえは一般向けというよりも、プロフェッショナル向けの高性能な商品ばかりだからです。それゆえお値段も非常に高額なものばかりです。
(3) 手袋 メリノウール インナーグローブ タッチ・mont-bell(1,512円)
インナーグローブとは、手袋の下に装着する手袋、いわば、手袋の下着のようなものです。金額は1512円と、すぐにでも手の届きそうな破格な値段のように思いますが、手袋の下に装着する手袋だということを考えると、やはり少々お高いでしょうか。
(4) 上半身インナー Capline TWクルー・patagonia(1万1,880円)
下着は汗の影響を一番受ける場所です。このインナーは、汗を吸ってもすぐに発散する高機能の繊維が使われています。下着なのに一万円以上もするゆえんです。
(5) 長袖シャツ R1 Hoody・patagonia(2万1,600円)
南極観測隊に求められるのは、防寒性もそうですが、限られた装備で過ごさなければならないため、携行性や汎用性、耐久性も同時に求められます。そうしたすべての要求をバランスよく満たすのが、このシャツです。従来よりも軽量で通気性に優れながら、これまで通りの抜群の伸縮性と耐久性を備えコンパクトに収納できます。
(6) 防寒キャップ Expedition Cap・THE NORTH FACE(1万2,960円)
南極のような、-20度の環境になると、頭の防寒は死活問題になりまっす。というのも、頭は寒さに鈍感なため、油断していると脳みそが凍り始めるからです。この防寒キャップは、優れた防水透湿性を持つハイベント素材で耐水性を高め、保温力をもたらすマイクロフリースの裏地と毛足の長いポリエステルフェイクファーを耳の部分に使用しています。
(7) ネックゲーター ストレッチ CP200 ネックゲーター・mont-bell(1,944円)
ネックゲーターは、もろに呼吸の影響を受けるので、湿りやすく、不潔になりやすいアイテムですが、この商品は薄手で軽量ながら、繊維間に多くの空気を蓄えることで保温性を確保するシャミース素材を使用し、保温性と通気性のバランスがよく、運動量の多い場面でも汗の蒸気を効果的に排出。速乾性にも優れます。
(8) フリースジャケット Super Versa Loft Jacket・THE NORTH FACE(2万7000円)
このジャケットは、通常のフリースよりもかなりふかふかしています。高い保温性を持つフリース素材であるポーラテック(R)サーマルプロ(R)を使用し、柔らかく長い毛足で空気を溜め込み、暖かさをキープします。
(9) ポーラーダウンパーカー・mont-bell(3万9,420円)
これは、けた違いにたくさんの羽毛が封入されているダウンパーカーです。その羽毛も最高品質のものです。
通常であればこのダウンパーカーだけでも10万円以上してもおかしくない高品質のものですが、日本が世界に誇るメーカーであるモンベルは高品質ながら低下価格を実現しています。
(10) 下半身インナー Capline TW ボトム・patagonia(1万1,880円)
このインナーに使われている生地は、下着に求められる保温性と通気性という相反する性質を高度な次元で両立させた高機能なアイテムです。
(11) ズボン ポーラーダウンビブ・mont-bell(2万9,700円)
番組内で芸人がこのズボンをはいたときに「羽毛布団に入ったときみたい」という感想を言っていました。こんなもこもこのズボンは、日常では歩きにくくてとても履けたものではないですが、世界一寒い南極でこそ絶対に必要になるアイテムです。
(12) 靴 IMPACT・BAFFIN(269.99カナダドル/約2万4,000円)
足はとても冷えやすい部位なので、一歩間違えば凍傷にかかってしまいます。このバッフィンインパクトは、-100度まで耐えられると言われている、防寒靴の最高峰です。
(13) ゴーグル GUEST-MPDH・SWANS(1万5,120円)
SWANSは言わずと知れた有名なスキーメーカーです。オリンピック選手でも愛用者が多いことからもわかるように、その品質は定評があります。 レンズには、 高機能偏光レンズを搭載しているので、視野性は最高です。
(14) 手袋 セキュアサーモ ネオ・AOI WORKS(2,980円)
ちょっと意外だったのが、この手袋です。この手袋のメーカーは、作業用品を扱うメーカーで、この手袋自体は、そのメーカーが取り扱う手袋の中でも、高額の部類ではあるものの、登山用品やスキー用品の手袋と比べたら、むしろ安いと言えます。
まとめ
以上が南極観測隊が実際に身に着けている装備一式でした。なにか特別で特殊なものを着用しているのかと思っていましたが、意外と誰でも購入できるものばかりで、驚いた方も多いのではないでしょうか。